神戸市の畳業者(有)ヤスオ畳店&畳業界からお客様へメッセージ

畳の良さ・和室の良さを知っていただきたい。

日本人が誇れるものの中に、日本の美しい四季があります。その四季の織り成す自然の中で、古くから日本人ならではの営みが繰り返され、その文化にもなってきました。万葉の昔から詠まれた和歌の中にも、季節の移ろいを愛でたものが沢山あり、「季語」を入れるのをルールとした俳句などは、日本人の感性を表す典型とも言えます。もちろん日本人の「衣」「食」「住」の中にも季節を過ごす知恵と工夫があり、それを楽しむ風情があります。「衣」衣替え、「食」旬の食材は、現代の我々の生活の中にも当たり前にあります。しかし「住」はどうでしょう?風の香り、鳥のさえずり、庭の木々の変化、縁側で感じる四季等。庭のない住まい、高密度高断熱の住宅構造、密閉された空間。田舎ならまだしも都会では、住まいの中に、季節を感じることが減ってしまったように思います。神戸市の都心部にも高層マンションや現代的洋風住宅が多く建設され、合理的になって、居住性も良くなった住まいですが、日本人が愛しんできた季節を感じることが出来ないのは少し寂しい感じがします。

洋室や和モダンリビングにマッチする畳空間作りのご提案のページ。現代の住宅にも合うモダン畳がある部屋の写真画像。

住まいに「季語」を取り戻しませんか?

KEY WORDは「和」です。「洋」で、季節感を演出することは難しくても、「和」なら難しくはありません。例えば、床の間に掛け軸1本で、見事に季節を表すことが出来ます。また永年日本人の暮らしに密着して出来上がってきた歳時(季節ごとの行事)の小物一つで、季節を演出することが出来ます。例えば、羽子板の羽根だけで正月が、枡に豆を入れれば節分が、飾り雛一つで弥生の節句が・・・といった具合です。
「和」の住まいと言えば和室。和室と言えば畳です。
そこで畳に季節を演出させてみました。名づけて「和室七変化」です。
通常の畳の厚さは50~55mm。その敷居の厚さに合わせて、何種類かの薄い畳を2~3層に積層させます。その演出に応じて適当な畳を一番上に敷くことで、季節の演出を楽しんでいただくというモノで、簡単に模様替えをすることが出来るというのが狙いです。(薄い畳ですので軽く、女性でも持ち上げてハメ変えて模様替えすることが出来ます。)
演出としては、色(寒色と暖色、その組み合わせ)、柄(季節の花のプリント)、素材(天然イグサ、カーペット調、デニム、紙、樹脂等)によって行います。また部屋全体をするということでなくても、6畳の畳の内2畳でも結構です。例えば冬になったら、2畳の絨毯調の畳を上に出してコタツを作るというのも可能になります。
また季節の演出だけではなく、用途に応じて、入れ替えることも出来ます。2間続きの和室の一方を孫が遊びに来た時にはデニム生地にするとか、通常は絨毯調にしていたのを法事の時には二間続きの和室にすることも可能です。

畳って古臭く、固定したイメージになってしまっている。そんな自省を込め、住まいに「季語」を取り戻しませんか?
おしゃれでセンス溢れる神戸の皆様に畳についてもっと伝えたい!畳を楽しんでほしい!
神戸市の畳業者(有)ヤスオ畳店と畳業界からお客様へのご提案です。