ふすまの施工に使う紙の呼び方はいろいろありますが紙の種類は大きく分けて和紙、織物紙(糸入紙)、普通紙、クロスの4種類があります
・和紙
紙の質感が独特で風合いは間違いなくNO.1ですが、他の紙に比べるとデリケートで使用場所や環境、張替時はふすまの下地の状況などを選びます。しかし年数が経った時にただ古くなるのではなく、何とも言えない紙の風合いが出てくるというのが和紙の魅力かと思います。高級品の手漉き和紙やリーズナブルな機械すきの和紙などががあります。
・織物紙(糸入紙)
普通の紙系のふすまに比べて丈夫なのが特徴です。和紙などと比べると扱いやすいので比較的安価なものから高級品まで幅広く普及しています。
・普通紙
パルプと古紙を原料とし、柄が機械によって印刷されている紙です。1番安価なタイプで種類も豊富にあり、居宅用から賃貸用までバリエーションがあります。
・クロス
基本的には襖にクロスを張る機会は少ないですが、リビング面の壁紙と合わせたり、ふすまを洋風にしたい時などはクロスを張ることが可能です。普通の襖紙には無い柄がありますので木製の扉風に仕上げたり、デザイン性のあるクロスを選んでお部屋のアクセントにしたりといったことも可能です。またどの襖紙よりも丈夫ですので耐久性を求めたり水拭きが出来たりという利点があります。